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中島へ向かうフェリーの中で、自称『島のばあば』と隣り合わせになった。もう90歳近くになる。中島に生まれ、中島で過ごし、中島を愛する人。トライアスロン大会にも第1回から運営にも携わって来られていたそうだ。私たちが横浜から来たと伝えると、「遠い所から来てもらって嬉しい。」と言われた。船内で1時間ほど、中島の話を聞かせていただいた。31回目の中島の夏。また新しい触れ合いが生まれた。

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 一方、昨年、沿道で私たちを応援してくれた男性と再会したくてご自宅を訪ねたが、1日違いで会えなかった。8月19日。瀬戸内の空は秋の気配を漂わせていた。
 
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 会場では、参加者や大会関係者の方々との再会、出会いがあった。トライアスロン大会の運営にはボランティアや審判員の方々にも支えられている。今回、審判員の中には、千葉や新潟から来られている方もいた。交通費や宿泊費は自己負担。病み上がりの体を押してこられている方もいた。そのような方々が「来て良かった」、「また来てみたい。」と思っていただけるようなレースを心がけたい。

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 レース結果。ヨーコは女子総合3連覇。キヨタはヘロヘロでやっとの完走。


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 時には島泊も良いものですよ(愛媛県今治市岡村島)

 今年の夏も戻って来ました「かっぱ岩島」。一年ぶりに再会した愛しの「かっぱ」は島の南にある観音崎に佇み安芸灘を見守っていました。

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 ここは愛媛県今治市岡村島。今治港から北北西へフェリーで1時間ほど広島県境にある周囲10㎞程の島です。合併以前は越智郡関前(セキゼン)村に属していました。ただ、今治市とは言え、今治市街地(愛媛県)からは船で渡るしかありません。一方、広島県呉市からは30㎞程の『とびしま海道』と呼ばれる大小7つの島と橋で繋がれています。本州からは車だけでなく自転車(勿論歩いてでも)訪れることもできます。キヨタも今治在住時に岡村島の名前は知っていましたが、在住時もその後帰省する時にも岡村島を訪ねたことはありませんでした。意外と、今治からは近くて遠い島かも知れません。

 岡村島には3年前の夏、関東のランニング仲間との夏休み企画で初めて訪ねて来ました。それまでこの仲間とは2年に1度、瀬戸内の島で短い夏休みを楽しんでいましたが、この岡村島は仲間の長老がとても気に入り、今年で3年連続の岡村島となりました。今夏は、最年少6歳から最高齢80歳までの5人でした。


 木曜日の夜、東京発の夜行バスに乗車。金曜日は『しまなみ海道』のドライブ。糸山公園から来島海峡大橋を渡り、大島の亀老山(キロウサン)に上り藻塩アイスを食べ、伯方島でイルカを間近に見ました。今年7月にオープンしたばかりの『ドルフィンファームしまなみ』ではイルカを見るだけでなく、講義や実技を受ければイルカと触れ合ったり、一緒に泳ぐこともできます。今回は時間の関係で見るだけでしたが、次の機会には泳いでみたいと思います。その後、大三島へ渡り宗方港から岡村島へフェリーで渡りました。

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宗方港。フェリーが岬を回って来るのを見るのが何故か好きです。

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 私たちの岡村島での定宿は『シーガル』。島在住のご主人が経営される小さな宿です。ご主人との気軽な会話や、料理を楽しみな宿です。

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 初日の夕食の一部。

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 土曜日は、愛媛県と広島県を結ぶ『岡村大橋』を渡り、大崎下島(オオサキシモジマ)にある江戸時代以前からの町並みを保存している『御手洗(ミタライ)』地区を散策しました。

大崎下島の山から望む岡村島と安芸灘。

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大崎下島は檸檬栽培が盛んです。詰め放題、これで300円。

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岡村島からの大崎下島。

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 二日目の夜、浜風に吹かれながらのバーベキューを楽しんだ後は、岡村島の高台に上り、毎年8月第一土曜日に行われる大崎下島の花火大会を見下ろしました。私達5人だけしかいない特等席です。

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岡村島のナガタニ展望台から望む朝日。これを見るだけでも島泊の値打ちがあります。

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 岡村島は、今治からも広島からも日帰り可能ですが、たまには島に泊り、ゆったりとした時間の中で、料理を堪能し、星空を見上げ、朝ぼらけを望むのも乙なものだと思います。
今治から自転車なら、1日目:波止浜(渡船)→小島(渡船)→馬島(来島海峡大橋)→大島→大三島宗方→岡村島。2日目:岡村島→『とびしま海道』往復→フェリーで今治。これが私のお勧めコースです。『とびしま海道』をご家族連れでサイクリングを楽しまれるのでしたら、岡村島にはレンタサイクルはありませんので、今治港(ハーバリィ)で借りて行かれると良いでしょう。
勿論、スイム、バイク、ラン、そして美酒。トライアスリートにとっても楽天地でしょう


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引率しているのはキヨタの父。女性を数名率いている。いずれも母の血筋の女性のようだが、見覚えのない女性もいる。一緒にいる従妹に、その女性の名を尋ねてみた。「○○○おばちゃんだよ。」との答え。それなら見覚えがないのも無理はない。おばちゃんに最後に会ったのはもう40年も前のことだろう。おそらくおばちゃんも私の顔は分からないだろう。後で挨拶しなければ。でも皆、慌ただしくしている。明日の朝には旅立たなければならないようだ。
父の横に座り、尋ねてみた。「いつ帰るの?」。父の口が動こうとした刹那、目が覚めた。

8月15日、東の空が白み始めている。五山の送り火を待つことなく、そしてまた会う約束を交わすことなく、戻ってきた父は帰って行った。

♪夢でもし逢えたら、素敵なことね。
 あなたに逢えるまで 眠り続けたい♪
 (作詞 大瀧 詠一)


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 今年の海上自転車には、自作船の部が新設されました。参加者自身が手作りの自転車船を造り、速さとアイデアを競うものです。第1レースと第2レースの合計で競われます。参加船は6艇。その内2艇は地元の工業高校の生徒さんが作った船です。造船の町「今治」を担っていく若い人たちの将来に期待したいです。

いよいよスタートです。

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 これはサーフボート型。スピード感のある船で、優勝しました。

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 カヌー型。こちらはキヨタの高校の同級生の船。第2レースではスタートダッシュ良く独走かと思われたのですが、折り返し付近でトラブル発生。完走は果たしました。

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 船体の両脇に来島海峡大橋を模したチェーンの飾りのある船。
 残念ながら、途中でマシントラブルが発生しリタイアとなってしまいました。

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 こちらは段ボール製。細かなところまで手の込んだ船でした。

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 来年は、どんな自作船が参加するのでしょうか。今から楽しみです。



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 努力が必ず報われるほど世の中甘くはないけれど、努力をしなければ何も始まらない。そして方向違いの努力は時として水泡に帰す。

 海上自転車競走の参加を決めてから、2か月後の本番に備えてどのような練習をすれば良いか、考えてみました。とは言え海上自転車に実際に乗ったことはないので、昨年の大会の映像や画像を見て、その乗り心地を想像した範囲での練習計画しか立てられません。その計画を立てるに当たり気になる点が幾つかありました。

 先ず、海上を走ることで受ける水の抵抗。お城の堀での開催ですから、波の影響はないでしょうが、陸上を走る時の路面の抵抗より、水の抵抗の方が大きいのではないか、と思いました。子どもでも乗れるようなので、10何パーセントもあるような勾配を登るほどはないのでしょうが、なかなか実感できません。負荷を大きめにした練習の方が良いのかどうか。
 
 次に気になったのは、自転車の大きさ。体の大きい私には少し小さいのではないかな。練習ではサドルを下げるなどして、いろいろなポジションで練習しなければならないでしょう。

そして、距離は600mであること。昨年は800mで優勝タイムは3分30秒弱。それから換算しますと今年は3分弱での勝負になるでしょう。

そこで取り入れたのは無酸素運動に近いスプリント型のトレーニング。3分+7分のインターバルを試してみました。3分間で無酸素状態になるまで追い込み、7分間で回復させることを週に2~3回、1回につき3~5セットを繰り返しました。負荷は重めと軽めを交互にしました。トライアスロンでは90回転くらいで練習していますが、60回転位しかできない重さと、130回転まで上げる軽さで3分間追い込みました。それを2か月間、自分としてはできる限りでの練習を続けてきました。水抵抗の重くても、また軽くても、どちらにも対応できるようにと考えた練習でした。

そして迎えた大会前日。試走で初めて海上自転車に乗った時、この2か月の間、全く方向違いに練習をしていたことが分かりました。ペダルを力強く踏み込めば踏み込むほど、そして回転数を上げれば上げるほどプロペラ(スクリュー)が空回りし推進力を生まず水面に泡を立てるだけ。パワーもスピードも全く役に立ちそうにありません。文字通り、2か月の努力は水泡に帰しました。せめて、明日は今日の試走を活かして、優しく穏やかにそして一定のペースでペダルを漕いでみよう。

明けて当日。2016年海上自転車競走には、チーム戦、個人の部、自作船の部合わせて11から72歳までの206人が参加しました。市内だけでなく、東北、さらには海外からの参加者もいました。
個人の部は、各組4~5人ずつ、計17組でのタイムレースです。3位以内の入賞を目指すなら、各組の中で1位にならなければ望みは薄くなります。私は11組目。試走の反省を活かし、必要以上の力を入れず、淡々とペダルを回す。それだけを意識しスタートしました。
コースは『L』字型。Lの右下の部分をスタートし、200m程直進し右折します。100m程ス進んだ後、Lの上の部分でUターンして戻って来ます。最初の右折までに先頭に立っていなければ前を塞がれてしまうでしょう。そしてUターンの所まで逃げ切らなければターンの時に外側から抑え込まれてしまうでしょう。ですから何としても、最初に抜け出して右折までに先頭に立っていなければ勝ち目はありません。

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ところがスタートしてから100m程で、私の外側(左側)のコースからスタートした人に1m弱先行されてしまいました。これは最悪の状況。このままでは右折のコーナーで左から回り込まれて私は抑え込まれてしまいます。しかし、そのままの間隔で右折コーナーに差し掛かってしまいました。そして危惧した通りコーナーで前を塞がれてしまい失速。そうなるとUターンまでに追いついておかなければ負けは確定。是が非でも追いつきたいのですが二人の速度はあまり変わらないので、離されることもなく追いつくこともできません。

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互いのフロートの前部を接触させながら(他の種目なら鍔迫り合い、若しくは踵を接する)Uターンの地点に到達してしまいました。そして危惧した通り、外側から回り込まれた相手に頭を完全に抑え込まれターンを終えたところで万事休す。そのまま、この組2位でレース終了。今回の失敗を次回に、とも思いますが、プロペラの小さな海上自転車を乗りこなせるイメージは湧きません。

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                      (「自作船の部の観戦」に続く)



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 海上自転車。それは私が想像もしていなかったほどのデリケートな乗り物でした。そして、密かに優勝賞金3万円獲得を目指して、僅か2か月とは言え続けてきたトレーニングが全く役に立たないものだったことを、レースを終えて思い知らされました。

7月31日、愛媛県今治市で開催された『海上自転車競走』。昨年、第1回大会が開催されたのは知っていましたが、日程が合わず参加できませんでした。大会の委員の一人が私の高校の同級生で、3月に会った時に今年も開かれると知らされたのですが、エントリー開始時ギリギリまで迷っていました。600mのレースのために横浜から帰郷するのもなんだかな、と言う気もしないわけではありませんでしたが、一度、海上自転車に乗ってみたいなぁ、と言う思いもありました。悩んだ結果、何とか休みも取れたのでエントリーしてみました。まぁ、出るからには、そして競争と名のつく限りには、やはり好成績を収めたい。エントリーしてから当日までの2か月。海上自転車には乗ったことがなく、その乗り心地やスピード感、安定性などは昨年の模様が写された画像や映像で想像するしかありませんでした。一番の関心事は、水の抵抗。海上(水上)を漕いで走るのですから、陸上の路面や風の抵抗より大きいのではないだろうか。一方で、子どもも乗れるようなので、陸上で強烈な坂を上る程の負荷でもないだろう、とも想像していました。そしてそんな想像の下で幾つかのトレーニングを組み合わせ、自分としては万全な態勢で大会前日を迎えた、つもりでした。そんな、私の想像を越えた海上自転車とは。そしてその競走大会が今治で開かれるようになった訳とは。

 愛媛県今治市は、タオルの他に造船業、そして近年はしまなみ海道を中心とした自転車の町として名を広めつつあります。さらに今治城の内堀は海水を引き込んでできている全国でも数少ない海城でもあります。その今治の特色を活かし、造船と自転車を組み合わせて海水の堀の上を走ろう。そのコンセプトのもとに企画されたイベントです。

 今治城の内堀。

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 内堀から海に通じる水路。

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 引き潮の時は堀から海へ、満ち潮の時は海から堀へと海水が流れます。

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 水路の先は今治港へ。

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 そして海上自転車とはどのような乗り物か。大会前日に撮影させていただいた自転車の組み立て工程です。

 先ず、自転車を逆立ちさせます。車輪は付いていません。ペダルには短いチェーンが取り付けられています。ペダルを漕ぐとチェーンで繋がっているギアが縦方向に回ります。その回転が縦のギアに接続された横回転のギアに伝わります。その横回転するギアの先に筒があり、そこにプロペラが接続されます。こうしてペダルを漕ぐことで前後への推進力が生まれる仕組みです。

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 もちろん、これだけでは自転車は海には浮かびません。通常、車輪が取り付けられる部分に長さ1m程の棒が前後に取り付けられます。この時、方向舵とプロペラが取り付けられます。

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 最後に受け皿にフロートを付け完成。海に浮かべて快適な海上サイクリングが楽しめます。

 その棒の先にフロートを取り付ける湾曲したスコップのような受け皿を取り付けます。

 そして完成した海上自転車。大会前日に、生まれて初めて乗ってみました。その結果は…。
                            (続く)

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