一日の仕事を終え、トレーニングで汗を流し、家に帰りひと風呂浴びて、冷蔵庫を開けたら…。中には牛乳が1パック。さて、どのように言葉に表しましょうか。

 事実を客観的に表現することほど、難しいものはない、と思います。事実を主観的に表現する方が楽です。ただ、それを意識して読み取っていかないと、ミスリードされる可能性があります。特に、報道に対しては。

 4月18日付けの朝日新聞朝刊1面に『原発「減らす・廃止」41%』の見出しで、朝日新聞が実施した世論調査の結果が掲載されていました。
 この見出しだけでは、今回の福島原発の影響を受け、「減らす・反対」派が主流になったのか、と感じます。ただ、添付されたグラフを見ると、「増やす・現状程度」の合計は56%。結果は、こちらの方が多数派なのです。

 ここにこの記事の全文を掲載できませんが、本文の流れも全体的に「減らす・反対」に焦点を当てているようにお読み取れます。

 何故、多数派の『原発「増やす・現状程度」56%』が見出しにならなかったのでしょうか。少なくとも『現状維持51%』は調査結果の過半数を占めています。

 結果として出てきた数字は事実です。しかしそれを、どのように取り上げるかというところに、取り上げる側の主観が入ってきます。結構、このようなことは、私たちの身の回りで多く見かけます。

 報道に関しては、事実を客観的に伝えて欲しいものです。また受け取る方も、先入観などに捉われず、事実を客観的に判断していかなければならないのでしょう。

 さて、冷蔵庫の話。
「牛乳が1パックあった。」
「牛乳1パックしか、なかった。」
「ビールが、なかった。」
全て事実ですが、人それぞれの思い(冷蔵庫の中身に対する期待感)によって表し方が異なってきます。
 
Secret

TrackBackURL
→http://kiyoandoyoko.blog137.fc2.com/tb.php/119-25fd67ba