頑張って、と言えなくて

 23日、大田原マラソン大会に行ってきました。横浜を出る時はかなり激しい雨。予報では回復に向かうとのことでした。横鉄からは、フルマラソン15人(内、女性3人)、10kmに女性1人が走りました。私は10km、DNSでした。2月から痛めている膝が、このところかなり良くなって、10kmならキロ5分ペースで走れるだろうと思っていたのです。しかし、会場に着いたらとても走れる状態ではなくなっていました。雨と、電車・バスの中で折りたたんでいたせいでしょうか。受付を済ませ、ジョグを試みたのですが、諦めました。完走目的ならなんとかなりそうでしたが、それではフルマラソンのコース途中での応援に行ける力は残りそうにありませんでした。こんな状態でレースに出るよりも、応援する方が楽しそうだ、と思ったのです。いえいえ、本音は10kmで収容車に乗るような事態は起こしたくなかっただけのことです。
 
 10時40分のフルがスタート。この頃には雨は上がっていました。もう降る心配はありません。事前情報ではフルの参加者3,500人と聞いていました。朝の天候のためか、それより少なく感るもののその40分後の10kmのスタートを見届けて大会事務局へ行き、チップと参加賞Tシャツを交換してもらいました。担当者曰く、「今年の引き換え第1号です」。こんなことで1等賞になってもなぁ……。

 10km参加の横鉄メンバーがゴールしてから、フルのコースを逆走を始めます。応援に行って帰って来れなくなった時、ランナーに紛れて収容車に乗せてもらえるよう10kmのレースゼッケンは持って行くことにしました。目標地点は33km。ここに第2関門があり、メンバーが通過するのを見届けようと思っています。特に、初フルマラソンに挑戦しているヨーコ友人の動向が気がかりです。

 40km手前で、トップの選手と擦れ違い、以後、続々とランナーが通過して行きます。逆走を続け、ヨーコとは35km付近で出会いました。予想より、かなり早く、このままなら3時間25分前後でのゴールが期待できます。「この先は追い風で下り坂になるから。」と声をかけると、ヨーコの隣を走っていた見知らぬ男性から「ありがとう。」とお礼を言われました。返事をしていただき、こちらこそ、ありがとう。35km地点の給水所を見ると、2年前のような水不足は起こりそうにありません。その後も、逆走を試みるのですが、34km辺りでランナーが走っている側の歩道がなくなってしまいました。続けるためには反対側車線に廻らなければならないのですが、ランナーの列が途切れず、横断は不能。やむなく、そこで後続を待つことに。ところが意外に早く最後尾の大会関係車両と収容車が見えてきました。ヨーコ友人を含め、まだ3人、確認できていません。係りの方にお伺いすると、既に33kmの関門は閉鎖されたとのこと。ゼッケンを外して走っている人が何人かいるそうですが、たぶん、そこまでは走らないだろうと判断したので、待のを止め、私も会場に戻ることにします。
 
 体が温まってきたせいか、膝の痛みは殆ど感じなくなり、ジョグ程度なら走って帰れそうです。前後には、33km関門でタイムアウトしてゼッケンを外された何人ものランナーが、自分のゴールを目指して歩道を走っています。タイムアウトしたとはいえ、キロ5分半程度のペースでは走っています。大田原の制限時間は厳しいです。そんなランナーに対しても、沿道で後片付けをしているボランティアの高校生が、頑張って、と声をかけてくれます。しかし……。

 沿道で応援しているとランナーの様子が良く分かります。特に35km付近では、限界を超えていそうな人は、足取りや表情で、手にとるように分かります。でも、その人たちに、私は頑張って、とは言えません。恐らくみんな、精一杯の力を出し切っていることでしょう。頑張ってというのも可哀相なくらい憔悴しきった人もいます。そんな人に、これ以上、何を頑張れと言えばいいのでしょうか。辛くて私には言えません。

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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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