トライアスロンは苛酷と言われるが、それぞれのレースでの距離は決まっている。天候やアクシデント、本人の意思による途中棄権で全コースを走れない場合はあるけれど、スタートした後になってレースの距離が伸びることはない。トライアスロンのロングの経験が少ない私が言うのもおこがましいが、一歩一歩進んで行けば、ゴールまでの距離は確実に縮まって行く。あるいは、途中で制限時間が来れば強制的に終了させられる。その点、ゴールの見えないスポーツは、とても苛酷ではないか、と思う。
 
 野球は9回がゴール。その時点で同点なら延長戦。今、高校野球では延長は15回まで。そこでも決着がつかなければ日を改めて再試合。どちらかが勝つまで続けられる。かっては延長は18回までだった。更に遡れば制限はなく甲子園でも25回まで行われたことがあるらしい。終わりの見えないスポーツだ。しかし、高校野球で終わりが見えないのは延長戦の時だけではない。時には5回コールドゲームでも、何時になったら終わるのか分からない試合も起こりえる。因みに、高校野球では5回終了時に相手に10点差以上つけていればコールド勝ちになる。

 7月10日の兵庫県大会。姫路工業と氷上西との試合は、5回コールドで71対0の試合だった。勝った姫路工業は後攻めだったため、1回から4回までの間に71点も取った。その間、どれくらいの時間を要したのだろうか。守っていた氷上西の選手は、頭を越されて行く打球を何度追いかけたのだろう。塁間を抜けて行く打球に何度飛びついたのだろう。投手は何度打球の行方を見送ったのだろう。そして捕手は71度、相手チームのランナーがホームベースに帰ってくるのを見届けた。いつ終わるとも分からない相手チームの攻撃の嵐の中で。それでも最後まで全力で立ち向かった。

 「気持ちが折れそうになったけど、歯をくいしばった」。敗れた氷上西の主将の試合後の言葉。

 しかし私は、姫路工業の選手達もまた、歯を食いしばった高校球児だったのではないだろうか、と思いたい。ランニングスコアを見ると、1回の裏に既に18点をあげている。これだけでも後4回、自分達が得点を加えなくても相手の攻撃を8点以内に抑えれば、コールド勝ちだ。それでも姫路工業は手を抜くことはなかった。2回以降、53点も取り続けた。そして氷上西に1点も与えなかった。途中で、もうこれくらいでいいや、という気持ちも起こりかねない。71点も取ることはとても体力を要する。また、相手チームへの情も湧いてくるだろう。それでも同じ高校球児として最後まで正々堂々と、全力でプレーし続けた。自分達の体力や情に負けまいと、歯をくいしばって。
 
 多くの高校球児が歯をくいしばっている。優勝劣敗の両者とも、果てしない戦いの中のなかで。
 それに比べて、我が身の情けなさ。

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 10日の練習  
  ラン   5km
   アップ 1km
   変則走 (400m1′45″+Jog400m)×5
 11日の練習
  バイク 鶴見川20km(サイクリング程度)
 12日の練習
  スイム  2,600m
   アップ 1,000m(16′02″)
   他。
 今月2日以降、11日連続して、何かしら身体を動かしているが、1回あたりの量が極めて少ない(特に、バイク、ラン)。極めて効率の悪い練習をしている。1回当たりの距離を伸ばして行かなければ。
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