「72番、北へ」。
自己申告の後、バンドの演奏が始まります。難しいのは歌い出しです。一発勝負なので、出だしのキーを上手く掴まないと音程がずれてしまいます。おそるおそる歌い始め、やっと調子が出てきたころに、「はい、ありがとうございます。」とアナウンスされ、歌が終わります。本番のように鐘が鳴るわけではありません。100m競争に例えるなら、スタートダッシュに失敗、中盤からようやくスピードに乗ってきたと思ったら、もうゴール、そんな感じでした。予選を通過できるかどうか、後は4時間後の結果待ち、です。

 11月19日、横浜市中区にある神奈川芸術劇場で開催された、NHKのど自慢の予選に参加してきました。事前に送付した葉書でのコメント審査を通過した250人が集まりました。この内、翌日20日の本番に出場できるのは20人。確率は12.5倍です。せいぜい100人くらいかな、と思っていたのですが予想以上に厳しい競争になりました。本音を言えば、葉書審査を通過した時点で、予選で歌さえ歌えれば、通過できる自信はありました。

 選んだ曲は、小林旭さんの『北へ』。季節外れであるうえ、全体的になだらかでウケを狙えたり、盛り上がりのある曲ではありません。他にも得意な曲はありましたが、今回はちょっとした事情もあり、この曲に決めました。多少頑固で、融通の利かない不器用者、そんな私にぴったりの曲でしょう?

 結果は、予選落ち。本番に出て鐘ひとつ鳴らすこともできませんでした。得た結論、健全なNHKのど自慢と、酔っ払いオヤジのカラオケとは別の物、ということでした。歌舞伎町で、あれほど授業料を払ったのに。えっ?NHKの受信料は払っているのかって。勿論ちゃんと払っていますよ。

 それでも、半日、結構楽しめました。受付開始が12時。説明その他があり、予選開始は13時。250人が歌い終わるのは17時30分頃でした。舞台は翌日の本番そのままのセット。テレビカメラやディレクター、伴奏のバンドも本番どおりです。舞台上手に設けられた椅子に20人ずつ順番に座っているというのも一緒です。違うのは、司会の徳田さんが舞台上にはいないことと、鐘の代わりにアナウンスで終了を告げられるということです。参加者も、本番同様の衣装で、客席にも多数応援団が陣取っていました。

 一組当たりの持ち時間は、前奏を入れて概ね1分~1分10秒くらい。舞台中央でエントリーナンバーと曲名を告げた後、演奏が始まります。歌う順番は、曲名の50音順です。ですから同じ曲を歌う人が2,3人続くこともあります。今回一番多かったのは『大ちゃん音頭』。天童よしみさんが歌われた、アニメ『いなかっぺ大将』の主題歌です。これは、今回のゲストのおひとりが天童よしみさんだったためでしょう。ゲストの歌を歌うのも定番です。もうお一人は布施明さんの曲を歌われる方も多かったです。明らかに受け狙いの人から、玄人はだしの人まで。緊張しているな、と思われる人は少なかったです。

 歌い終わった後、舞台下で徳田アナウンサーとディレクターさんから一言二言インタービューを受け、終了。後は18時20分頃に出される審査結果を待つだけです。1番から順番に合格者の番号が読み上げられるので、自分の番号が飛ばされれば落選です。私は72番でしたが、64番まで呼ばれた後、次は80番でした。がっくり。それでも、249組の歌を聴いているのは楽しく、また久しぶりの緊張感を味わうこともできました。
 
 合格された方々は、それからも大変です。当日夜9時ころまで、打ち合わせや練習。翌本番当日は朝7時45分集合だそうです。のど自慢も結構、体力が必要かもしれません。

  次回のチャンスがあればYOKOがリベンジしてくれるそうです。私は今度、今治へ帰った時、松本町で歌い明かそうと思っています。

 予選会は、客席に余裕さえあれば、誰でも観覧できるそうです。来週(26日)は愛媛県西条市で開催されるそうです。お時間のある方は、覗いてみられるのも楽しいですよ。

記念にバッジと歌っている時の写真を貰ってきました。
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