裁判での主張の対立

 現在行われている裁判員裁判の中で、4月13日に判決が出される予定の、首都圏で起きた男性3人の連続不審死事件。間接証拠しかないことがどのように判断されるのか、気になっている。

 検察側は、間接証拠だけでも罪に問えることを雪に例え、「窓の外に星空が広がっていたのに夜が明けると雪化粧になっている。雪がいつ降ったか見ていなくても、夜中に降ったのは明らか。」と主張。また、「健全な社会常識に照らして判断してほしい。」と強調。ただ、本当にそうなのか?
 確かに雪は夜降っただろう。けれど何時から何時に降ったのか、分からない。健全な社会常識が本当に正しいのか、天動説を唱えたコペルニクスやガリレオの例を持ち出すまでもない。「常識を疑うことで真実が見えてくる」、これは刑事ドラマだけのセリフではないはず。

 これに対し、被告弁護側の主張は、「疑わしい事件が三つあるから有罪とするのは許されない」、「一つひとつの真実から何が言えるか慎重に判断してほしい」と訴えた。
 理性としてはこちら方が妥当。

 「疑わしきは被告の有利に。疑わしきは罰せず」。これと、人の感情は別。どのような判断がでるだろう。

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