2012.08.10 近いうち
 『芝居小屋に「近日開演」の札が掛かっているのを見た少しとぼけた息子。翌日、弁当まで用意して芝居小屋に向かったが、札は掛かったままで芝居が行われている様子は全くない。息子は近日とは一番近い日、つまり翌日だと思っていたのだ。家に戻って父親に報告すると、近日と言うのは、「近いうちにやります」という意味で、客の気を惹くための言葉だと教えられた。さらに、少しは機転を利かせ、常に先を読めと叱られた。
 後日、父親の体調が思わしくなかったのを見て、息子は医者を呼んだ。医者は大したことはないと言ったのだが、診察が終わった後、医者が少し首をかしげたのを見て本当は死にそうなのだろうと思い、葬儀屋まで呼んだ。それを見た近所の人は大騒ぎ。ところが父親の家へ行くと父親は悠然と煙管をふかしている。その姿を近所の人は、騙すのもいい加減にしろと怒った。
 すると息子は、平然として近所の人に言い返した。早合点しないでくれ。私は父に常に先を読めと叱られた。玄関に貼っている忌み札をよく読んでくれ。「近日 忌日」と書いてあるだろう、と。』
 
 これは上方落語にある「近日息子」のあらすじです。
 映画館などで次回上映作品の紹介時に近日公開とテロップが流れたり、新しい店の完成前には近日開店の看板が立てられています。近日と言うのは、予定が決まっているけれど期待を持たせるために敢えて日にちを確定させなかったり、万一にも予定がずれてしまった時の為に明記しなかったのかも知れません。

 似たような言葉で「近い将来」と「近いうち」。
言葉のニュアンスでは「近いうち」の方が早いような気がします。時の首相の「近い将来」から「近いうち」に信を問う、と言葉が変わったのを受け、今日8月10日、消費税増税法案が可決されそうです。けれど永田町の言葉は額面通りには受け止めにくいです。落語なら笑って済ませられるのですが、困ったものです。首相も解散の期日を明言することができないのなら、いっそ「近日解散」と言ってしまえばいいのに。

 ところで、この1,2日、愛媛県男児には辛い日が続きました。オリンピックのやり投げではメダルを期待された村上選手が予選落ち。普段通りなら間違いなく通過できたでしょうに。そして9日は甲子園で今治西高校が昨年に続き初戦敗退。しかも22個も三振を奪われるという新記録まで作られてしまいました。相手の桐光学園の投手は神奈川県大会の時、2度ほどテレビで観ていました。この時から三振奪取率は高かったのですが、ここまでやられてしまうとは。

 それでも共に実績のある選手と高校。近いうちに必ず復活してくれるでしょう。

 それよりも気になるのが11,12日の関西地方の天気。琵琶湖の北で「Big Lake」の合宿があるのですが、一時雨の予報も出ています。2日間ともスイム、バイク、ランの練習予定が組まれています。一泊二日の参加が16人。他に日帰りのメンバーも数名いて、賑やかかつハードな合宿になりそうです。

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