第27回トライアスロン中島大会

 ランの2㎞地点。暑い。どれくらい暑いかと言えば、口で息を吸うと空気が熱い。口腔内体温より外気温の方が高いのだろう。今年のレースは、スイム1.5㎞を25分、スイムからバイクへのトランジッション(移動時間)5分、バイク40㎞は1時間30分、最後のランは確実にキロ6分で走って1時間、合計3時間以内でのゴールを目指していたが、既に2時間20分は過ぎてしまった。バイクが終わった時には、もう力が無くなっていた。ランコースは片道5㎞の往復で、途中で帰って来るヨーコと擦れ違うだろうからそこでリタイアして引き返そうかな、と考えていた。多分2~3㎞地点になるだろう。中島大会には第1回から参加しているが、過去1度だけバイクのパンクが原因での途中リタイアの経験がある。この1回がこれまで参加してきたトライアスロンレース全44回の内、唯一のリタイアだ。今日が2回目になるかな。前日までは快調だったのに。

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 今年で27回目のトライアスロン中島大会。中島は松山市の三津浜港から北西へフェリーで1時間、広島県境に近い周囲40㎞弱のミカンの産地として知られる島です。周辺にある幾つかの島と合わせ、中世より海上交通の要所でもありました。

中島に向かうフェリーから見える四十島。坊っちゃんが赤シャツと釣りに行った「ターナーの画にありそうな島」は、この島です。
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その中島で第1回のトライアスロンが開催させたのが1986年7月6日。スイム1.5㎞+第1ラン2.5㎞+バイク54㎞+第2ラン14キロという変則コースでしたが総距離72㎞に男女合わせて165名が挑戦し144名が完走しました。今年は北は新潟、南は石垣島から、年齢層は20~74歳の総勢487名(男性429名、女性58名)がエントリーしました。8月18日(土)が競技説明会と開会式兼前夜祭。翌19日がレースです。

開会式の前に毎年、地元中学生による水軍太鼓が披露されます。この中学生たちはレース前2回にわたり浜辺の清掃をし、レース当日は猛暑の中ボランティアとして走者を支えてくれます。ここ数年、中学生当時にボランティアを経験した人がレースにも参加しているそうです。
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選手宣誓の後は前夜祭。中島の前夜祭ではビールは飲み放題です。だからと言って翌日のレースに差し支える程まで飲む人はいません(多分)。他に、ヒラメの刺身や、地元の方が作ってくださったうどんやカレーなどが振る舞われます。
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 レース当日、朝から快晴過ぎるほどの青空。暑いレースが予想される。バイクをセットした後、思わぬ人と出会った。東京アイランドシリーズなどを通じて知り合ったジンさん。遠路東京から、マーシャルのボランティアとして駆け付けたそうだ。
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トランジッション(スイムからバイク、バイクに移る為にバイクを置いている)エリアは、神社の境内前の広場です。
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スイムコースは浜辺に並行して並んで浮かべられているブイを、浜辺から向って右端から左端へ泳ぐ片道375mを2往復する1.5㎞。スタート位置は浜辺から海に向かってブイの右端までの直線状にロープが張られている。スイムに自信のある人はブイ近くからスタートする。それならブイに沿ってロスなく泳げる。。あまり自信のない人は浜辺からスタートする。中間層はロープの浜辺近くからスタート、ブイの左端(向こう側の折り返し地点)に向けて左斜めに泳ぐ位置取りをする。私たちはいつも通りロープの浜辺近くからスタートした。この位置から斜め右に向かって最初の折り返しを目指せばそれほどバトルに巻き込まれることは少ない。ただスタート前のウォーミングアップでは昨日まで程体が軽くない。


 10時30分、スタート。スタートダッシュは調子が良くない中でも上手く周囲の人たちから抜け出すことができた。最初の折り返しまでは殆どバトルに巻き込まれることもなく、全体でも上の下くらいの順位で泳げているように感じる。中島はロープ沿いを往復するため端のブイは180度で折り返すことになり、例年ここでもたつくのだが、今回はそれもなかった。最初の折り返しを過ぎた辺り(1.5㎞の内0.5㎞位)からは周囲は泳力がほぼ同じ程度と思われる人ばかりになった。ここで無駄な力を使うわけにはいかないので、全体の流れの中で泳ぐ。無理にでも追い越したい人は先に行かせ、こちらも敢えて追いかけたりはしない。折り返しコースなので先頭の位置と離されている距離は確認でき、また周囲の混雑具合からみても順位は悪くはないようだ。ところがスイムが終わって浜辺に上がった時は既に28分を越えていた。想像もしない悪いタイムだった。中島のスイムコースは海流が年によって変わるので、例年と比較するのは難しいが、それでもタイムは悪い。ここで予定より3分の遅れ。結果論だけで言ってしまえば、周囲に合わせて少し楽に泳ぎ過ぎたのかもしれない。順位は40~50番くらいだったようだ。トランジッションはほぼ予定通り4分49秒で通過しバイクコースに出た。

バイクのスタート地点は神社の鳥居の下です。
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 ただ、今年は2,3分をどうこう言える程の練習は積めてないのでスイムの3分の遅れを無理して取り戻すこともない。1時間30分の設定タイムも無理せずランに移れるため余裕をもってのことだった(はず)。

 さてその頃ヨーコはスイムを26分28秒の女性4位で終え、バイクを順調に漕いでいた。1週間前のBig Lakeでの合宿でも、彼女なりには良いペースで練習できたとのこと。3位入賞が目標だ。

 バイクコースは片道10㎞を2往復、計40㎞。コースの9割方以上が海岸沿いになっている。瀬戸内海越しに四国の山並みや周囲の島々が望め、レースでなければとても良いサイクリングコースだ。それでもレースともなれば、小さな岬を回るごとに風向きが変わったり、コース取りを考えたりと、息が抜けない。1往復目は予定より少し良くスイムの遅れを丁度取り戻したくらいで終えた。無理はしないつもりでいたのだが、気持ちよく走っている間にオーバーペースだったかもしれない。その分2往復目途中からバテ気味。バイク終了時は1週目でできた貯金を吐き出してしまったばかりか、更に30秒程、借金を増やしてしまった。スイムと合わせてほぼ4分遅れ。

 中島の制限時間は4時間。バイク終了時がスタート後2時間4分程だったから、10㎞歩いても時間内にゴールはできるだろう。が、そんな状態で完走してもなぁ。膝の痛みは余り感じないので、取りあえずはヨーコと擦れ違う所まで歩いてみようか。後はその時考えよう。
そして辿りついた2㎞地点だった。ヨーコは女性2位だった。1位とは10分以上離されていた。3位がすぐ後ろに見えたが、多分ヨーコの方がランで追い越したのだろう。後で聞くと、バイク終了時は4位。トランジッションで一人抜いて、ランで更に2位に上がったそうだ。
 それを見届けたうえで、さて自分はどうするか。ここで引き返しても4㎞走った(歩いた)ことになる。制限時間もあるし、幸いエードステーションでの補給で少し体力も戻ってきた。なにより、ここで止めたら恥ずかしい。

 結局、2~8㎞まではキロ6分、8~9.5㎞はほぼ歩き。残り0.5㎞だけ頑張ってダッシュ。ゴールタイムは3時間21分09秒。サブスリー復活は来年へ持越し。
 ヨーコは2時間33分00秒で、女性2位のままゴール。彼女も中島では常連になり周囲からは「女性中年の星」と言われるそうだ。本人は「私、中年?」とのこと。
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きよたさんもヨーコさんもおめでとうございます。夏の暑いレースは辛い時の状況は本当に辛いですよね。これがトライアスロンかといつも思うんですけどね。

時々、何でトライアスロンを好きになってしまったのか、と思う時があります。でもなぜかやめられないんですよね。
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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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