「悩んでいる新入社員に、どのように自分の考え方を伝えたら良いのでしょうか。」というメンターからの相談。メンターとは新入社員指導員のことです。語源は、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」に登場する登場する人物『メントール』に由来するそうです。メントールは、妻子を残して度に出たオデュッセイア王の息子が、父親である王の行方を捜すのに付き添い、困難を乗り越え目的を果たすよう導いたのだそうです。そこで、優れた指導者の代名詞として現代まで残ったそうです。まぁ、そのようなことはどうでもいいのですが。

 指導者は、とかく自分の経験や意見を前面に押し出し易いものです。ただ、それが時にはメンティ(メンターから教えられる立場=新入社員)が望む悩みに対する答えになっていない場合があります。その理由は、相手の話を十分に聴いていないことにあります。相手が悩んでいる理由を、思い込みや先入観で決め付けたり、理解したつもりで答えてしまっているため、折角のアドバイスが的外れになってしまっている場合が少なくありません。

 カウンセリングと同じで、悩んでいる人に対しては、先ず相手の話を十分に傾聴してあげることが求められます。それによって、相手の真意を掴むことで、適切なアドバイスが出せるようになるはずです。話の途中で腰を折ったり、自分の意見を押し出したりしないことです。根気のいる作業です。

 その上で、自分の考えを伝える場合、相手がどのように受け取るか、いう観点で言葉を選ばないとなりません。自分がどう考えているか、というより、相手がどう受け取るか、を考えなければなりません。

 「言葉を選ぶ時に多くの表現が思い浮かぶのは、ものの見方が細やかということです。ものの見方を磨かないと、表現は増えません」。『日本語 語感の辞典』(岩波書店)著者の中村明さんの言葉です。他者にアドバイスをする時、相手を細やかに見てあげることによって、その人にぴったりの表現ができるようになるのでしょう。これは、会社の人間関係だけでなく、ラブレターも同じ。独り言とは言いつつも、読んでくださる人を意識しているブログも同じでしょうか。

 ものの味方を磨く。難しいことですが、いくつになっても続けていかなければならないことでしょうし、楽しいことでもあります。

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 昨日の練習:スイム2,500m。混んでいたため、タイムは計測できず。今日はこれからプールへ。明日は、久しぶりに鶴見川を走ってみようと思っています。
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