Jazz Bar で バーボン

 桜は開花したものの、冬に戻ったような一日の夕暮れ迫る午後5時。雑居ビルの外階段から地下へ降り木製の重い扉を開けると、街角の喧騒とはかけ離れたい空間があった。カウンターとテーブル、20人も入れば歩くのも困難になる程度の広さ。奥にはグランドピアノが置かれ壁にはギターとテナーサックスが立てかけられ、隅にはドラム。2mそこそこの高さしかない天井には小さなライトがアルファベットの「O」と数字の「6」を組み合わせたような形に並べられている。
 東京都港区青山。知り合いが主催するジャズコンサートが開催されるので足を運んだものの、普段の生活では縁のない街。たった30分前までいた場所が遥か遠い世界の様に感じられる。

 レフトスタンドではトランペットによる「六甲颪」が高らかに鳴り渡り、阪神ファンの大声援が神宮の杜にこだましてる。1回の裏にヤクルトスワローズに1点を先制されたものの、それ以降は投手が踏ん張り追加点は取られていなかった。普通、1回に1点を取った後追に加点を取れないと、その1点を取った側にとっては「隅1(スミイチ)」といって好ましくない状態なのだけれど、阪神タイガースも相手先発投手の好投の前に手も足も出ず、6回を終わり僅か1安打に抑えられ、0対1のこう着状態のまま終盤に入り、そのたった1点がとても重くのしかかっている。そして迎えたラッキーセブンもむなしく終わり、ついに最終回。2アウトになり漸く先発投手を引きずり降ろすも時すでに遅し。結局、阪神がそのままのスコアで完封負けしたのが午後4時35分。そこから足早にジャズバーへと向かった。

 バーの中では演奏が続いている。軽やかに奏でられるビアノ、女性ボーカルのハスキーボイスとテナーサックスが、3杯目のバーボンのオンザロックの酔いを心地良くさせてくれる。野球の応援からジャズへ。半日の内に全く違う空間を楽しんだ。

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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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