「自分のやったことは自分しか知らない

 海洋冒険家:堀江謙一さんの言葉。堀江さんの名前を初めて知ったのは多分、小学生の時だったはず。堀江さんが太平洋をヨットで単独無寄港で横断したのが1962年、キヨタ5歳の時。なので、その功績を小学生向きの学習誌だったか、教科書だったかだった知ったはず。ただその時はその功績がどのようなものか、知る由もなく、そのような人がいるのだ、と言う程度でいつしか忘れていたようだ。その堀江さんの名前を再び聞くことになるのはそれから12年後。
 同じくヨットでの単独無寄港だが、今度は世界一周、しかも西回り。ヨットで地球を西回りすることがどのようなことか、空海運輸関係や気象に多少でも興味のある方ならピンと来るはず。人類で二人目の快挙だった。ただ、それでも私の記憶に強く残ったのは堀江さんのその功績ではなく、それに対し疑惑の念を公然と唱えた人がいた方のこと。しかもその人は自身もさることながら極めて近い身内にヨットを愛する人がいた。ヨットを知るものとして、日数が短すぎることに疑念を持ったようだ。当時はGPSもない時代。実際に世界を一周したかどうかは本人の言葉次第。それでも、これはスポーツマンシップにも通じる冒険家の神髄ではないかと思うし、同じヨットマンとして、他者が疑義を唱えたとしても、それでも信じてあげられるはずなのに、との思いだった。これほどのことを成し遂げる人が、詰らぬ嘘をつくはずもないし。その疑念を述べた人は、今では政治に関心のない人でも名前を知っている政治家であるが、それは余談ということにしておこう。

 この疑念を受けたことも含め、最近堀江さんの言葉を新聞紙上で読んだ。「そうした心ない非難にいちいち反論も、反撃もする気は全くありませんでした」。そしてそれに続いていたのが今日のタイトルの言葉。堀江さんと比べるのもおこがましい小市民ではあるが、私自身も心しておかなければならないことではあろう。
 
 人知れず、仕事をサボったり手を抜いたりすること。やろうと思えばやれなくもない。気づかれなくても結果オーライなら良し、とほくそ笑んでいる時がある。一方、他者から評価してもらえず(と、自分が勝手に思って)不貞腐れている時もある。毀誉褒貶の付き纏う世でもある。功名を自慢する人も少なくない。
 それでも「自分のやったことは自分しか知らない」ことを肝に銘ずれば、ほくそ笑むことも不貞腐れることもできない。日々、自分自身に恥じない仕事を全力で全うし、風呂上りに第三のビール500ml。そんな凡人の生活。また楽しからずや。

 因みに、堀江さんの世界一周。数年後、日本から一番遠い南米の南端海上で堀江さんのヨットと擦れ違ったことが別の船の航海日記に残されていたことで、一切の疑惑が晴らされた。

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