2種目のバイク。40㎞の真ん中あたりで、ヨーコが追いついてきたのには、かなり焦った。結構気持ちよくペダルを回していて、タイムもそれ程悪くはないはずなのに。キヨタとしては少なくともバイクが終わるまではヨーコの前にいたいなぁ、目論んでいたのだけれど。と言うのも、今年の新島大会では、最初のスイムは4つのグループに分かれ、各グループごとに4分の時差を持ってのスタートだった。キヨタは2番目のグループで、4番目グループのヨーコより8分前にスタートした。近頃、バイクの調子はキヨタなりには悪くはなかったので、スイムで3~4分詰められても、バイク終了時で丁度追いつかれるくらいだろう、と考えていたのだ。ただ、追いつかれても一気に話されることはなく、10~20m程の差で付いて行くことはできた。新島のバイクコースは今年から一部変更された。新島は東西の横から見れば大ざっぱに言って凹型になっており、西側の海岸を南北に走った後、島の中央部のやや低い所を東へ抜ける。この東へ抜ける最後のカーブを曲がると目の前に広大な太平洋に飛び込んでいくような感じ。そして今年は東側の海岸沿いを走る距離が少しだけ伸びた。東側の海岸は羽伏浦(ハブシウラ)と呼ばれるサーフィンのメッカ。広大なコバルトブルーの太平洋が広がり、遠くには三宅島が薄青く浮かんでいるのが望める。また海面して石灰岩の白い岩肌が聳え立っている。その後は島の中南部の緑の中のアップダウンを経て再び東側へ、1周約13.3㎞を3周回する。今年は例年ほどの強い風も感じないなかで、景色を楽しみながらも真剣にバイクを走らせていると調子も戻ってきた。その2周回目の島の東側当たり、取り敢えずランのことは考えず、ヨーコから見える範囲で行ける所まで行く。結局バイク終了時には数十メートルではあるけれどヨーコの前にいた。そしてトランジッションを終えランコースにでた時点でのキヨタのタイムはスタートから1時間44分。今年のレース前の、この地点での目標はスイム(トランジッションのタイムも含め)30分、バイク1時間30分、計2時間。バイクでかなり貯金ができた。これで最後のラン10㎞を50分程度で走り切れば、この大会での自己ベストとなるのだが、1時間余りかかってもゴール目標3時間は十分クリアできる。久しぶりに新島でいいレースができている。今のところ…。

 振り返れば、私たちが新島大会に参加するようになって10年程。かっては参加者も百数十名程度の長閑な大会だったが、このところのブームのせいか、今年はリレーの部も合わせると400名近くのエントリーとなった。また参加締切も以前は5月初旬でも間に合っていたのに、今年は2月で定員一杯になったようだ。そして、いつも前年参加者には大会事務局から参加申込書が送られてくるのだが、今年届いた時には既に応募が締め切られていた、という何とも不可思議な事態だった。首都圏からは手近な割に、船に乗って島に渡るというやや非日常的な雰囲気も味わえることも魅力の一つかもしれない。そして何と言っても海が綺麗。

 そんな海を泳ぐスイムは1.5㎞。この大会は近頃のトライアスロンのレースでは絶滅危惧種とも言えるウエットスーツの着用義務はない大会。5月19日の当日、大会本部によると海水温は20度。これなら、いつもどおりウエットスーツなしで泳げる。しかも海に入ってみると体感としてはそれ以上にも思える。キヨタは新しく完成したBig Lake のチームウェアで臨んだ。
 ただ、泳ぎ始めると、ウェアの上半身部分がやや大きいためか、水の抵抗を多少感じた。体調の割には泳ぎがのって行かない。スイムコースは浜辺からスタートして一周0.75㎞の三角形にセットされたブイを反時計回りに2周回する。その最初のブイ。いつもならここまでで同時にスタートしたグループの中では前の方に抜け出せるのだが、今年は集団の中に紛れてしまった。2つ目のブイを回った辺りからは集団がばらけ始めた。1周目が終わり浜に一度上がった時にタイムを見ると12分30秒程。やはり感覚程は速くない。ウェアを脱いでいこうかとも迷ったが、まぁ、1分2分を争うほどまでにはトータルでのトレーニングはできていないのでそのまま2周回目の海へ泳ぎだした。その2周目の中頃になると4分後にスタートした後ろのグループの速い人たちに追いつかれるようになった。もどかしさも感じつつ綺麗な海を楽しみつつもあった。ただ鯵の姿は見えない。

 長いようで短かったような1.5㎞を泳ぎ終え浜辺に上がる時、近くの人から「こうたん、速い」と言う声が聞こえた。『こうたん』とは、今回滋賀から参加しているBigLakeのメンバー。キヨタのタイムは25分余りだったが、4分後のグループから追いつかれてしまった。振り返りたくもあり振り返るのが怖いのもあり、そのまま後ろを見ずにバイクへのトランジッションに向かった。後で伺うと、ほぼ同時にもう一人の滋賀から参戦のメンバーもスイムから上がっていたとのこと。そしてキヨタがトランジッションでもたついている間にお二人とも先にバイクコースに出て行ったようだ。

 スイムと違って、バイクは練習していない割には気持ちよくペダルを回せた。レース前にFB友達のコーゾーさんにDHバーのポジションを調整してもらったのがかなりしっくりして楽な姿勢がとれているのも良い。そんな愉快な気分の中で終えたのだった。

(少し疲れましたので、ランとアフターレース、バイクコースの紹介は次回に)

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 今治情報へ
にほんブログ村
Secret

TrackBackURL
→http://kiyoandoyoko.blog137.fc2.com/tb.php/485-9bc78a47