「もう一度スパートをかけられたら付いて行かなかった。」(笑顔さん)
 「相手の方が呼吸に余裕があったので、負けると思った。」(河童)

 ビーチラン150m、バイク20㎞、ラン10㎞の変則となった第28回トライアスロン中島大会。ゴールまで2㎞程の所で女子総合2位争いのデッドヒートを繰り広げて、2位となった「笑顔さん」(=いつも笑顔で走っている、とテレビで紹介されていましたので、この愛称を使わせていただきました)と3位に終わった河童(ヨーコ)のゴール後の感想。
 
 バイクを2位で終えた笑顔さん。トランジッションで地元テレビ局のインタビューを受けている間に3位だった河童が先にランスタート。すかさずその直ぐ背後に付く笑顔さん。バイクスタート時から女子トップのごっちさんは2分前にランをスタートしている。フルマラソンサブスリーの彼女の力からすれば、優勝は間違いない。後は2位を目指す争い。笑顔さんと河童の後には毎年上位入賞している人も続いているので、まだ決着はつきそうにない。

 しかしラン3㎞地点。笑顔さんが河童をかわして2位浮上。そのまま差を広げて行く。折り返し地点の5㎞手前では100m余りの差になってしまった。笑顔さんもフルマラソンサブスリーの実績を持っているので、河童とはランの力の差は歴然。付いて行けない。テレビの解説者も「付けるのでしたら付いて行くのでしょうが、離され始めると一気に開いてしまいますね」とのコメント。このまま無難に3位をキープできればいいかな。この頃には雨も殆ど止んでいた。

 ところが折り返した後、少しずつ笑顔さんに近づいている。「もしかしたら追いつけるかも。」エイドステーションも素通りして先を急ぐ。そして残り2㎞地点、河童が笑顔さんに追いつき、そのまま1歩、2歩と前に出る。「このまま行けるかもしれない。」 河童のキックが力強くなったのがテレビの画面を通じても分かる。これまでの河童ならそのまま行ってしまっただろう。けれども流石に笑顔さんも、負けずと再び前に出る。二人とも後ろに付いて相手の様子を窺う気などサラサラなさそう。まるでゴールまで後100mもあるかないか、と言うような走りだ。テレビ解説者の「こういう走りはレースに出るなら誰でも一度はやってみたいと思います」とのコメントも入る。もう一度、河童が胸一つ前に出るが、引き離すことはできない。僅かながらのペースのアップ・ダウンや相手との位置取りで、河童の方が無駄な動きが多い。ここでの二人の感想が冒頭のコメント。
 
 結局、河童は残り1㎞を切った辺りにある坂で引き離され、ゴール時には20秒の差を付けられ3位。BigLakeチームメイトのごっちさんとのワンツーフィニッシュはならなかったけれど、フルマラソンサブスリーランナー相手にここまで戦えたのは良かった。そして沿道からは「中年の星」と声をかけられつつも、ゴール後の「悔しい」という第一声は、まだまだ若い人への挑戦を続ける意欲を感じた。
 
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