4月17日

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 今時こんなことを言っていると、時代錯誤も甚だしいとか、ブラック企業の考え方だと言われるのでしょうけれど、私が社会人になった当時は「親の死に目にも会えない覚悟で仕事をしている」人も少なからずいたように思います。

 先日の新聞記事。教師が自分の子どもの高校の入学式に出席するため、自身が勤める高校の入学式を新入生の担任だったにも拘らず欠席したとか。それに対して教育長だか誰だかが批判したことに対し、高校教師を擁護する声も多いようです。まぁ、人それぞれの考え方があっていいのでしょうけれど、ふと自分の父親を思い出しました。

 私の父は、私が小学2年の途中まで外国航路の船乗りで一年の大半、家を空けておりました。ですから子どもの学校行事に参加することはできません。そんな父は時折仕事先から子供あてに何通もの手紙を送っていました。中には運動会を見に行けず寂しいという手紙も残っています。わが子に対する愛情の表し方はいろいろあるのでしょうけれど、親から子への手書きの手紙というのはとても深いものがあるように思います。その場に立ち会うことができなくても、むしろ立ち会えないからこその強い思いが伝わってきます。
それらの手紙を読んでいると、その頃、私が父にねだっていたのでしょう。外国のバッチを幾つも送ってきたようですが、今手元に残っている遺品は冒頭の写真にある一つだけです。デザインと右下にロシア語の表示があるので樺太南部のスキーリゾート地のようです。それが縁かどうかは分かりませんが高校卒業前に、一時は某大学のロシア語学科への道が決まっていました。結局は進学直前に別の大学学部を選び直したためロシア語とは縁のない生活になってしまいました。

ただ20歳の時、横浜からナホトカ行きの船に乗りシベリア鉄道でモスクワへ、そこからさらに国際列車を乗り継いだ旅の中で、ロシア語の「スパシーボ」という言葉だけは耳に残っています。専門にされた方からすれば妙なカタカナ表示かも知れませんが、「ありがとう」という意味の言葉です。どこの国に行っても「ありがとう」と現地の言葉で言えたら諍いも少しはなくなるのでしょうか。

今週末はその父の一周忌。土日だけの帰省です。


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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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