愛媛県今治市の来島海峡に浮かぶ小島(オシマ)。その名の通り周囲3㎞程の小さな島ですが、古より海上交通の要所にある島には、穏やかな見た目からは及びもつかない軍事施設の跡が残されています。1900年(明治33年)に完成した芸予要塞です。日清戦争中、次の日露戦争を予感した明治政府は、ロシア海軍 (バルチック艦隊)の侵攻を防ぐために築きました。結局、愛媛県松山市出身の秋山真之(「天気晴朗なれど波高し」の台詞でも知られています)の活躍などにより、ロシア海軍は日本海で殲滅され、瀬戸内海までは入って来ることはなく、この要塞は大正15年に廃止されました。その小島に今でも、複数の砲台跡や発電所、また司令塔、兵舎・地下倉庫の跡が残されています。そのような歴史とは対象に、島には豊かな自然も残されており、歴史の勉強も兼ねて、一日を過ごすには適した島です。

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 小島へ渡るには、今治市の波止浜(ハシハマ)~来島(クルシマ)~小島~馬島(ウマシマ)を結ぶ定員20人程の渡船を利用します。波止浜と馬島の間は20分ほどの短い航路ですが、とても変化に富み、瀬戸内海の迫力のある潮流と穏やかな潮風を感じることができます。波止浜港は今治の中心地から車で15分位、バス便もあります。一方の馬島はしまなみ海道から直接降りることができます。市街地~波止浜~来島~小島~馬島~来島海峡大橋~糸山のウォーキングも楽しめます。この船は自転車も乗せられます(台数に限りはあります)。

 今回は波止浜から乗船、一度馬島まで行った後、小島に引き返しました。乗船地の波止浜湾には今治の基幹産業の一つ、造船所が立ち並んでいます。船上からは建造中の大きな船を目の前にすることができます。

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 巨大クレーンが林立する湾を出て瀬戸内海へ。自然豊かな海の風景に一変します。その瀬戸内海も来島海峡では違った顔を見せます。時間帯によっては川の急流を思わせるような潮が流れ、時折小さな渦も巻きます。

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渡船は小さな小さな船ですから、外のデッキに座ると、迫力ある水面は手を伸ばせば届くくらいです(危険ですから、実際には手を出さないでくださいね)。
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 狭い海峡を多くの船が行き来しますから、時には目の前を大きな船が横切るスリルも味わえます。

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 馬島まで行くと、来島海峡大橋の下を潜ります。これもまた違った迫力のある光景です。

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 (小島上陸編へ続く)


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