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 今治市の北部にある波止浜(ハシハマ)。かつては塩田で栄えていました。今治市の地図でJR予讃線のルートを辿られるとお気づきになられるかと思いますが、今治駅から北上して波止浜へ、そこから西へ転換した後、南下して大西駅へ向かっています。大西から先は瀬内海沿いに松山まで繋がっています。鉄道は公共機関なので合理性よりも住民の利便性を優先せざるを得ないこともありますが、今治から松山まで少しでも短い行程を考えるなら、波止浜の一駅だけのために遠回りをせず、今治から大西まで真っ直ぐ西へ進む方がより良いルートのはずです。ところが、大正年間に予讃線をこ開通させる際、波止浜には塩田開発による大富豪が多く住んでいたため、遠回りルートが設定されたそうです。

↓ クリックすると地図が出ます。
http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.11001650&lon=132.96870364&ac=38202&az=76.4&z=16&id=&fa=pa&ei=utf8&p=%E6%84%9B%E5%AA%9B%E7%9C%8C%E4%BB%8A%E6%B2%BB%E5%B8%82%E6%B3%A2%E6%AD%A2%E6%B5%9C4%E4%B8%81%E7%9B%AE 今では、塩田跡は自動車教習所やゴルフ場になっています。そして塩田に代わる産業として、造船が盛んになっています。地図でもお分かりのとおり、波止浜駅の北側は深く湾か切れ込んでいます。これも造船所には適地なのでしょう。
 
 その波止浜にある龍神社。本殿の周囲は100m余り。大きさだけなら何の変哲もないお社です。でも、その佇まいには何か惹かれるものがあります。地元の方には「龍神さん」で親しまれているようです。1683年に塩田築造の功労者たちが、塩田の無事完成と繁栄を祈願して近江勢田の八大龍神を勧請したとのことで、かつての塩田から町の入口に建っていたそうです。境内にはウバメガシが群生しています。

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 神社の本殿。普通の本殿前と何か異なる雰囲気を感じませんか。お賽銭箱がありません。よくよく探してみると、格子戸越に本殿の中に置かれていました。その理由をしりたくて社務所を訪ねたのですが、生憎どなたもいらっしゃいませんでした。

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 本殿の裏側に石造りの「新明橋」が残されています。明治33年に造られたメガネ橋でしたが、道路拡張のため取り壊しを余儀なくされました。ただ住民の愛着が深く1981年にこの場所に復元されたそうです。

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