1604021.jpg

 今年、最初のプロ野球観戦は、昨年同様、神宮球場開幕試合でもある阪神対ヤクルト戦。阪神先発は今年も藤浪。昨年は初回に阪神が3点先取しながら、逆転負けでした。今年も阪神が先行。調子が上がらない藤浪に心配していましたが、何とか粘り逃げ切りました。

 そのプロ野球開幕に先立ち開催された第88回回選抜高校野球大会は、高松商業が準優勝で幕を閉じました。四国の公立高校の活躍には心弾みます。しかも伝統校ですからね。キヨタと同年代の知り合いには、甲子園で高松商を応援したくて鳥取県から高松商に進学した人もいるくらいです。それでも決勝戦前、高松商に勝ってほしい気持ちが4分、勝たなくても良い気持ち6分の割合でした。それは、高校(中等学校)野球の記録に関わることだったからです。

 高校野球の前身である旧制中学の野球全国大会が初めて開催されたのは大正4年(1915年)でした。それから昭和を経て平成まで三つの時代に亘り続いています。その間、春と夏の大会に全国から多くの学校が参加し、強豪校が優勝の栄冠に輝いてきました。その中で、大正、昭和、平成とそれぞれの三つの時代に優勝を果たしている学校は、今のところ、ただ一校しかありません。
さて、それはどこでしょうか。答えはCMの後で?
 
 その資格を持つ大前提は、何と言っても大正時代に優勝した学校に限られます。そこから絞って行きますと、大正時代に優勝したのは12校。更にその中で、昭和でも優勝したとなると5校に絞られます。その一つが高松商。ただ、高松商は平成になってはまだ甲子園では優勝していませんから外れます。とは言え、第1回選抜大会優勝の高松商は翌年の夏の大会でも優勝し、春と夏の大会でそれぞれ優勝した初めての学校、しかも一度だけ昭和2年に開催されたその年の春と夏の大会で優勝した学校同士の対戦(言わば、その年のナンバー1を決める決戦試合)で、夏に優勝した高松商は春優勝の和歌山中(現在の桐蔭高校)を破って日本一になっています。それ程の実績を持つ高松商でも、平成ではまだ優勝できず今回はその最大のチャンスでもありました。
 
 そして残った候補の4校とは。桐蔭高、関西学院高、広島商、そして松山商です。高松商も含め何れも瀬戸内海に面した県にある学校ばかりです。さらに4校から絞って行きますと、桐蔭は昭和2年、関西学院は昭和3年が最後の優勝です。そして広島商の一番最近の優勝は昭和63年。そして残ったのは野球王国愛媛の松山商。唯一、大正、昭和、平成の時代で優勝を果たした学校です。

 松山商の初優勝は大正14年の春、昭和7年に二度目の優勝。その後、昭和で4度優勝するも、暫く低迷しました。四国全体のレベルも高く、特に夏の大会は、愛媛と香川両県で北四国代表として1校しか出られない時期も長かったのも原因でしょう。それでも平成8年の夏、「奇跡のバックホーム」として語り継がれる熊本工との死闘を制し3時代での優勝を果たしました。通算優勝回数や勝利数などが話題にはなりますが、これも立派な記録だと思います。この先、優勝回数や勝利数を伸ばすことは全ての学校にチャンスはありますが、過去のからの記録は変えられませんから。ですから、今大会、高松商が決勝に進出した時、松山商の記録に並ばれる可能性があることに、愛媛出身者として、そして四国出身者として複雑な気持ちが湧いたのです。

 平成が長く続いて、残り4校の中から史上2校目の3時代制覇の学校がでるのでしょうか。そして20年優勝から遠ざかっている松山商が次の時代に向かって駆けて行くのでしょうか。楽しみです。


にほんブログ村
Secret

TrackBackURL
→http://kiyoandoyoko.blog137.fc2.com/tb.php/705-4f6cb382