線路のない踏切(今治市波止浜)

 今治市の北部にある波止浜(はしはま)地区。かつては塩田、今は造船の町です。その波止浜に、線路のない踏切があります。

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 最近は、北陸新幹線や北海道新幹線が開通する一方で、ローカル線の廃止が相次ぎ、その廃線跡には幾多の踏切が残されているかもしれません。しかし、この波止浜にある踏切は元から線路は通っていません。瀬戸内海と波止浜湾を区切る水門の通路に設けられています。正確には「踏切」ではなく「警報機と遮断機」と言うべきかも知れません。

向かって左側は波止浜湾の奥。さらにその奥に塩田が広がっていました。
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 波止浜では戦前、瀬取船と呼ばれる浅瀬でも使える底の浅い船が用いられていました。九州から瀬戸内海を渡って来て波止浜の沖合に停泊した大きな船に積み込まれた石炭をを瀬取船に積み替え陸地まで運んでいたそうです。その石炭は、塩田の石炭小屋に運ばれ釜焚きの燃料に使われたそうです。帰りは瀬取船に塩を積んで(当時の)専売公社の倉庫まで運んだそうです。当時、波止浜には瀬取船で働く人たちが利用できる食堂やお店が立ち並んでかなり賑わっていたようです。

 その塩田は、時には民家が床下浸水するほどの高潮の被害に遭ったため、民家や塩田を守るために水門が設けられました。完成は1957年。何と、キヨタと同じ年の生まれなのです。水門は潮の満ち引きに合わせ開け閉めしたり、橋を上下に動かして下を船が潜れる構造になっています。この警報機と遮断機は橋が動く時に通行を止めるために設けられたようです。ただ、見た限りではありますが、今では使われているようには思えませんでした。もし、使われる機会を捉えられたらスクープかも?

水門の全景です。
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風雨に晒されていますが「はしはま すいもん」と彫られています。
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水門の目の前で建造中の大型船には圧倒されます。
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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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