しまなみ海道サイクリング その1(尾道から生口島まで)

  瀬戸内地方で、晩春の暖かい晴れた日に南から吹く風を「油風(あぶらかぜ)」と呼びます。今ではその呼び名を使う人もほとんどいないかも知れません。油風の謂れは、油を流したような静かな風、と言うことです。そんな油風に向かって、広島県尾道市から愛媛県今治市まで途中、寄り道をしながら凡そ5時間、「しまなみ海道」を南下するサイクリングを楽しんできました。 

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 5月2日の月曜日。前日までの滋賀県でのトライアスロンチームの春合宿は自分の準備不足もあって不完全燃焼でした。そのもやもやを晴らすためにとも思って、今治に帰郷するに際し、しまなみ海道を自転車で走ってみようと、急遽思い立ったのは、京都から新幹線に乗った後。自身の自転車は持ち込みませんでしたので、レンタサイクルで渡ってみようかな、と。
そして、尾道駅に着いたのは10時過ぎ。レンタサイクルターミナルの営業は7時からでした。ターミナルに行ってみると、既にレンタサイクルは全てで払っており、いつ戻って来るか分からない、とのこと。連休の狭間の平日なので簡単に借りられるだろうと思っていたのですが、しまなみ海道の人気の高さを改めて感じさせられました。ここで時間を費やしてしまっても仕方がないので、一か八か尾道の向かいにある、その名も向島(むかいしま)にあるターミナルへまわってみることにしました。もし、ここでも借りられなければ路線バスとフェリーを乗り継いで今治に帰るしかありません(若しくはランニングで)。

 取りあえず、既に各々の自転車を手にしたサイクリストと一緒にフェリーで向島へ渡ります。本州の尾道市街地から向島までは「尾道大橋」が通っていて、自転車や歩行者も通ることができます。ただ、尾道大橋は交通量が激しいうえに道幅も狭いので、しまなみ海道サイクリングの推奨コースからは外れています。大橋の上からの尾道市街地や尾道水道の眺めも良いのですが、もし大橋を渡るのでしたら、十分ご注意ください。

 尾道駅前にあるフェリー乗り場が本州側の実質的なしまなみ海道入り口です。

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向島へのフェリー(渡船)。
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 運よく残っていた最後の1台のクロスバイクを借りることができました。貸出料金は1日1,000円。さらに乗り捨ての場合は保証料として別途1,000円が必要です(返却時にも戻ってきません)。乗り捨てとは、最初に借りたターミナルとは別の、しまなみ海道の出入り口の尾道や今治、そして海道上の各島にあるターミナルへ返却する仕組みです。しまなみ海道を片道だけ楽しむ、いくつかの島だけを楽しむサイクリストには適しています。また、レンタサイクルの種類は数多くあります。本格的なロードレーサーから、ママチャリに近い物、他に電動アシスト、二人乗りタンデム車もあります。

さぁ、ここから今治へ向かいます。推奨コース上はブルーラインが引かれ、尾道からなら今治まで、逆の今治からなら尾道までの残り距離が表記されています。初めての方もブルーラインに沿って走れば迷うことはありませんし、距離も分かります。

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暫くは島の内陸部で瀬戸内の海は見えません。凡そ3㎞走って、漸く海岸線へ出ます。右に瀬戸内海を見ながら5㎞程で「因島(いんのしま)大橋」の取り付け口に着きます。荷台にキャンピング用品を乗せたお母さんと小学生の親子連れが元気に走っていました。

因島大橋

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因島大橋大橋を降りて2㎞程で、推奨コースと因島外周コースの分岐点に出ます。今回は推奨コースを選びましたが、6㎞程は内陸部で多少のアップダウンもあり余り楽しい区間ではありませんでした。ただ、地図で見る限り、外周コースはかなりアップダウンがあるようにも思います。次回は外周コースに挑戦してみようと思います。推奨コースで海岸線へ出ると目の前には次の島「生口(いぐち)島」が見えます。そして海岸線を3㎞程走ると生口橋。
なお、脚に自信のある方は、因島大橋を降りて東側(推奨コースとは逆方向)に回るとアップダウンの激しい「因島スカイライン」がお勧めです。

生口島内での推奨コースは島の北側になります。途中、平山郁夫美術館や西日光と呼ばれる耕三寺(こうさんじ)等の見どころや眺めの良いサンセットビーチを通ります。道沿いに飲食店も多く、昼の休憩には良いでしょう。

瀬戸内の魚も美味しいのですが、「たこ」もまた捨てがたい味です。サイクリングの途中でのたこ料理はあっさりして食べやすいです(あくまでも、個人の感想です)。

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一方、島の南側の海岸沿いを走る道も整備されており、ひたすら走ることが目的のサイクリストには適しているかもしれません。

生口島を走り終わると見えてくるのは「多々羅(たたら)大橋」。しまなみ海道サイクリングのほぼ中間点になります。そしてここを越えると、いよいよ愛媛県です。

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                                                    続く


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