海上自転車競走(今治市)その2 無駄な努力

 努力が必ず報われるほど世の中甘くはないけれど、努力をしなければ何も始まらない。そして方向違いの努力は時として水泡に帰す。

 海上自転車競走の参加を決めてから、2か月後の本番に備えてどのような練習をすれば良いか、考えてみました。とは言え海上自転車に実際に乗ったことはないので、昨年の大会の映像や画像を見て、その乗り心地を想像した範囲での練習計画しか立てられません。その計画を立てるに当たり気になる点が幾つかありました。

 先ず、海上を走ることで受ける水の抵抗。お城の堀での開催ですから、波の影響はないでしょうが、陸上を走る時の路面の抵抗より、水の抵抗の方が大きいのではないか、と思いました。子どもでも乗れるようなので、10何パーセントもあるような勾配を登るほどはないのでしょうが、なかなか実感できません。負荷を大きめにした練習の方が良いのかどうか。
 
 次に気になったのは、自転車の大きさ。体の大きい私には少し小さいのではないかな。練習ではサドルを下げるなどして、いろいろなポジションで練習しなければならないでしょう。

そして、距離は600mであること。昨年は800mで優勝タイムは3分30秒弱。それから換算しますと今年は3分弱での勝負になるでしょう。

そこで取り入れたのは無酸素運動に近いスプリント型のトレーニング。3分+7分のインターバルを試してみました。3分間で無酸素状態になるまで追い込み、7分間で回復させることを週に2~3回、1回につき3~5セットを繰り返しました。負荷は重めと軽めを交互にしました。トライアスロンでは90回転くらいで練習していますが、60回転位しかできない重さと、130回転まで上げる軽さで3分間追い込みました。それを2か月間、自分としてはできる限りでの練習を続けてきました。水抵抗の重くても、また軽くても、どちらにも対応できるようにと考えた練習でした。

そして迎えた大会前日。試走で初めて海上自転車に乗った時、この2か月の間、全く方向違いに練習をしていたことが分かりました。ペダルを力強く踏み込めば踏み込むほど、そして回転数を上げれば上げるほどプロペラ(スクリュー)が空回りし推進力を生まず水面に泡を立てるだけ。パワーもスピードも全く役に立ちそうにありません。文字通り、2か月の努力は水泡に帰しました。せめて、明日は今日の試走を活かして、優しく穏やかにそして一定のペースでペダルを漕いでみよう。

明けて当日。2016年海上自転車競走には、チーム戦、個人の部、自作船の部合わせて11から72歳までの206人が参加しました。市内だけでなく、東北、さらには海外からの参加者もいました。
個人の部は、各組4~5人ずつ、計17組でのタイムレースです。3位以内の入賞を目指すなら、各組の中で1位にならなければ望みは薄くなります。私は11組目。試走の反省を活かし、必要以上の力を入れず、淡々とペダルを回す。それだけを意識しスタートしました。
コースは『L』字型。Lの右下の部分をスタートし、200m程直進し右折します。100m程ス進んだ後、Lの上の部分でUターンして戻って来ます。最初の右折までに先頭に立っていなければ前を塞がれてしまうでしょう。そしてUターンの所まで逃げ切らなければターンの時に外側から抑え込まれてしまうでしょう。ですから何としても、最初に抜け出して右折までに先頭に立っていなければ勝ち目はありません。

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ところがスタートしてから100m程で、私の外側(左側)のコースからスタートした人に1m弱先行されてしまいました。これは最悪の状況。このままでは右折のコーナーで左から回り込まれて私は抑え込まれてしまいます。しかし、そのままの間隔で右折コーナーに差し掛かってしまいました。そして危惧した通りコーナーで前を塞がれてしまい失速。そうなるとUターンまでに追いついておかなければ負けは確定。是が非でも追いつきたいのですが二人の速度はあまり変わらないので、離されることもなく追いつくこともできません。

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互いのフロートの前部を接触させながら(他の種目なら鍔迫り合い、若しくは踵を接する)Uターンの地点に到達してしまいました。そして危惧した通り、外側から回り込まれた相手に頭を完全に抑え込まれターンを終えたところで万事休す。そのまま、この組2位でレース終了。今回の失敗を次回に、とも思いますが、プロペラの小さな海上自転車を乗りこなせるイメージは湧きません。

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                      (「自作船の部の観戦」に続く)



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努力は必ず報われるとは限りません。しかし、努力をしないと何も始まりません。いくつになっても努力を続けステップアップしていたいと思っています。

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