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 今治市の南東部、旧越智郡朝倉村にあります『多岐神社』。かつては『瀧の宮』と記されていたようです。西暦860年に神階を賜って以降、数度にわたり昇格し905年に伊予の国(愛媛県)で七社ある式内社の一つとなったとのこと。国司を始め庶民の信仰を広く集めたそうです。江戸時代には今治藩の祈願所として雨乞い祈願の都度、今治藩主が参拝したとか。
 
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 神社本殿の前に流れる幅2m程の多岐川のせせらぎの音を聞きながら、森閑とした木立の中に立ちますと、身も心も洗われる思いです。

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 この神社は、磐座信仰の場で、境内には『松茸石』があります。その近くには『杯状穴(ハイジョウケツ)の遺構もあります。

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松茸石は陰陽石(インヨウイシ)の陽石。形の通り、男性を表しています。自然にできた石を男性に見立てることもありますが、これは人工的に手を加えられたように見えます。言い伝えによりますと、この松茸石、今治藩主の命で江戸藩邸に運ばれたところ、藩主夫人が発病。その時、この石が多岐の宮に帰りたいと願ったため、この地に戻したところ、夫人の病も治癒したとか。なかなか、意味深長な伝えですね。

 そして、そこから数十メートル離れたところにある杯状穴。こちらは陰石で女性を表しているようです。再生や不滅のシンボルとも言われ、戦場などに赴いた男性が無事帰宅するようにとの願う場所でもあったそうです。

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 朝倉には古墳群やこの様な信仰の場、山城跡もあり、古代から今でいう所のパワースポットなのかもしれません。この地の歴史を調べたくなりました。


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